アンゲルゼ 最後の夏
- 2008/06/12(木) 19:00
- 本
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集英社
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アンゲルゼの第2巻です。面白かったー!
実はKZや女神伝は、最初はノーマルな世界観かと思っていたのに途中からどんどんファンタジーになったので、最初のイメージとの違いにエエーってなったんですが、アンゲルゼは最初からファンタジーだからすんなり入れますね。いくら最初からそういうプロットでしたよーと言われても、その最初に方向性見せておいてくれないとどうしてもトンデモ設定になってきたなーって思ってしまいますからね。うん。
相変わらず須賀さんは容赦ないわー(笑)
以下、ネタバレ感想です。
夏休み集中訓練の巻。
なんだかんだで軍隊訓練を受けることになってしまった陽菜ですが、自他共に認める運動音痴なため、訓練前に一応それなりの体力作りをしているようです。朝のジョギングを続けていると何故かもーちゃんに遭遇。彼も毎朝走っているようです。陽菜は彼とルートが被らないようにしていたそうですが、なぜかそれからはずっと陽菜とすれ違えるルートを走り続ける覚野氏。さりげなくを装って朝の挨拶がしたいわけですね、わかります(笑) にしても覚野は陽菜の事情を全然聞かされてないんですね。将来は軍に入ると言っていたし陽菜の幼なじみだから何らかの協力を求められるのかと思ってましたが、まだ民間人なので駄目なようですね。でも予科に入ったら覚野も参加するんだろうと思います。だって大学出てからじゃ、陽菜がまだAASTにいるかどうかも怪しいです。ところでAASTは「Anti-Angelze Special Task force」ってところかな。
野球のシーンでは須賀さん楽しそうだなーと思ってしまいました。野球好きでいらっしゃるから(笑)
マリアがけなげです。シュロッサーの習性とはいえ、主から与えられるものなら痛みや苦しみでさえ受け入れるとは、驚くほど見事な忠誠心ですね。でもかわいいなー。こういう無垢な存在ってともすると鬱陶しく扱われそうなんだけど、リコを犠牲にしてる負い目があるから陽菜はこれからもマリアを邪険にしたりはできないんだろうなあ。そう思うとそこは安心だ。まあ須賀さんのことだからわかりませんけども(笑)
有紗は厳しい子ですが、8歳からあんなものを見せられているのによく正気を保ってるなあ。そこを敷島少佐に寄りかかることで耐えてたんだから、あの固執ぶりにも納得ではありますが。有紗がとくに陽菜を嫌う理由は嫉妬らしいですが、ということはやっぱり敷島少佐は陽菜の能力をかなり買ってるんですね。いいねー、主人公はこうでないと。
とりあえず、敷島少佐が陽菜に冷たすぎる~。いくら長年嫌われてるからって、東さんといるときと態度違いすぎだろー。まあ、どうがんばっても嫌われるから諦めたんだろうけど。それはそれでかわいそうではある。
それにしても陽菜を保護したときの状況が気になってしょうがないですね。敷島は何を見たのか、陽菜はどうなったのか…。
実は一作目から名前がひっかかって仕方なかったんですが、真由(陽菜の母)=アンゲルゼの繭、陽菜=アンゲルゼの雛、を表しているように思えますね。最初はそんな安直なネーミングのはずがない…と思ったけど、敷島少佐は意外とセンスがないみたいなので、その線は十分にある!(笑) なので、陽菜は生まれつきアンゲルゼかなと踏んでいます。アンゲルゼウィルスの感染経路がかなりHIVに似ているので、母子感染か、もしかしたらお母さんはすでにアンゲルゼだったのかも。
にしても未孵化は短命と言うけど、実際のところその寿命は人間の姿でいられる限界の年数であり、「未孵化」という名前的にも、いずれは孵化してアンゲルゼになっちゃうんだろうな。でもたぶん孵化した時点で殺されるから実質上の寿命なんだろう、と思っている私。どうなのかなー。続きが楽しみです。


