流血女神伝 喪の女王 8
- 2007/11/12(月) 20:22
- 本
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集英社
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取り上げるのが遅くなってしまいましたが、流血女神伝の完結巻です。物語を締めくくるにふさわしい、これまで以上に激動のストーリーでした。
27冊にわたるこのシリーズを8年のあいだ、ずっと追いかけてきました。その間に私もコバルト卒業なんじゃ…という年齢になってしまいましたが(笑)、最後まで読むことができて感無量です。本当に、須賀さんお疲れ様でした。船戸さんも最後まで表紙を飾ってくださって良かった。やっぱり女神伝のイメージは船戸さんのイラストでないと。
ではでは、ネタバレ感想~。
ついにルトヴィア滅亡の日を迎えてしまいました!ルトヴィアという国は、カリエが育った場所であり、彼女がその権力の渦のただ中へ引きずり込まれることから始まった物語だったし、ドーンとグラーシカという二傑への思い入れもあって、中盤あたりからルトヴィアが滅びの道程を歩んでいるという描写は十二分にあってもどこかであの皇帝夫妻がなんとかしてくれるのではないかと期待していただけに寂しくなりました。それにしてもドーンのほうが生き残るとは意外でした。夫婦最後の夜はグラーシカ生存フラグだと思ったのに~。
結局ユリ・スカナはビアン=ゼリカに王権を奪われてしまってなんだかなあ…。カリエを陥れまくってたビアンにはあまりいい印象がなかったので悔しい思いもあります(笑)
バルアンの末期については砂の覇王ですでに語られていましたが、やはりカリエが真に心に決めた相手だっただけに残念でした。カリエは結構惚れっぽい娘ですが、サルベーンやイーダルはあくまで一時的なものというか表面的なものであって、バルアンへの想いは本物だったように思うんですよ。顔で選んでないだけに(笑)
しかし一番のびっくりはエドとカリエが結婚して双子まで成していたことですね!再三にわたって家族愛を強調されてきたので、どうやってそんな雰囲気になったのかと(笑)最後、神鳥リシクが失っていた片翼を取り戻したことから、エドからリシクの力が脱けだしたことが伺えますが、やはりそれによって人間性を得た新生エドがあらためてカリエを見つめたときに、何か違う感情がわき上がってきたのかな。
あとがきによると子供世代のお話も可能性がないわけじゃなさそうなので、期待してしまいますねー。


